6月26日(木)

6月26日(木)

『死と生とは舌に支配される、これを愛する者はその実を食べる』箴言18章21節


励ましの言葉は、新たなやる気を起こさせる「いのちの言葉」に成り得る。
ひとつの良質な賛辞があれば、ひと月は生きられると言った人もいるほどだ。

褒め言葉や、「よくやったね」と肩をたたかれるのは嬉しいものだけれど、クリスチャンの励ましというのは、それ以上のものだ。

若い時、学校集会でどもってしまい、恥ずかしい思いをした青年がいた。
その後、教会の礼拝で声を出して祈っていた時にも、どもって舞い上がってしまい、訳の分からない祈りをしてしまった。
厳しく注意されると思ったので、礼拝をこっそり抜け出し、人前では二度と話さないと心に決めた。

外に出ようとすると、ひとりの老人が彼を呼び止めて、こう言った。
「君に知っておいてもらいたい事が、ひとつある。
それは、君が何をしても、それが主のためなら、私は全面的に後押しをするという事だ」。

二度と人前で話さないという彼の決意は、一瞬で崩れ去った。

それから数十年。
彼は、大観衆に向かって堂々と講演をしている。

パウロは、私達の言葉が「親切」なものであるようにと言っている。
そうすれば、人を励ます「いのちの言葉」の話し手になれるだろう。
矯正は、人をしつけてくれるのかも知れないけれど、励ましの言葉は、どんな逆境の中でもやる気を起こさせてくれる力があるものだ。

God Bless You!!

a:428 t:1 y:0