6月18日(水)

6月18日(水)

『律法がはいり込んできたのは、罪過の増し加わるためである。しかし、罪の増し加わったところには、恵みもますます満ちあふれた』ローマ人への手紙5章20節


ジョン・ニュートンは、18世紀の人で、当時、父親と一緒に商船で海に出ていた。
だけど、父親が引退し、軍艦勤務を強要されると、耐えられなくなって逃げ出し、アフリカに向けて出航する事になっていた奴隷船に乗り込んだ。
彼は、冷酷にも人身売買を生業にし、ついには自ら奴隷船を持って船長になった。

だけど、1748年5月10日、彼の人生はまったく変わってしまった。
その日、彼の船は恐ろしい暴風雨に遭遇した。
そして、船が今にも沈没するという時、ニュートンは大声で「主よ、あわれんでください」と叫んだのだ。

その夜、ニュートンは船室で神様の憐れみについて深く考えた。
自分のためにキリストが犠牲になられた事を信じるに至って、神様のアメイジング・グレイス(驚くばかりの恵み)を個人的に体験したのだ。

やがて彼は、奴隷貿易から身を引き、キリストを教える働き人になった。
ジョン・ニュートンは牧師になったけれど、それ以上に、多くの人に愛されている讃美歌「アメイジング・グレイス」の作者として知られている。
この讃美歌は、彼の驚くべき経験の告白なのだ。

聖霊様は、私達に罪を自覚させて、それを捨て去る力をくださる。
キリストを救い主として心に迎えれば、自分では力がなくてできない事も、主の力によって成し遂げる事ができる。

それだけじゃない。
神様は、愛される資格のない人を、ご自身の恵みによって自分のものとして愛してくださる。
それが、「アメイジング・グレイス」なのだ。

God Bless You!!

a:390 t:1 y:0