3月27日(日)の手紙


2016年3月27日(日)

『日が上ると焼けて、根がないために枯れてしまった』マタイによる福音書13章6節


樹木にとって長寿の鍵は、根の数が若枝よりも多い事だ。
見える部分がどんどん成長したとしても、根が貧弱なら、その木はたいてい弱くて寿命は短い。

だけど、たくさんの根が伸びる一方で、ゆっくりと若枝が増えていく木は、たいてい寿命が長く、環境や外敵に対する抵抗力も大きい。

人間や組織も、木に似ている。
目立つ存在になるのは刺激的だけれど、根を下ろす前に枝を張ってしまうなら、もろくて危険な事になる。
すぐに壊れたり、倒れたり、枯れてしまったりするだろう。

イエス様は、種蒔きのたとえを語られたけれど、その中にも、これと似た話が出てくる。
つまり、御言葉を聞くとすぐに喜んで受け入れる人は、岩地に蒔かれた種のようで、すぐに芽を出すけれど、根がないためにすぐに枯れてしまうのだ。

根は少しも美しくないけれど、力の源だ。
もし、私達の根が、神の知識に深く下ろされていて、そのいのちがキリストの内に隠されているなら、私達には力がある。
神の御言葉と祈りに根差している人は、簡単には揺るがない。
苦難に対する抵抗力が大きく、逆境の嵐にも打ち勝っていける。

さて、あなたの根の深さはどれくらい?

God Bless You!!

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