3月20日(木)

3月20日(木)

『わたしの生れた日は滅びうせよ』ヨブ記3章3節


彼女は、30歳にして人生を諦めようとしていた。

日記に、「神様、私に何ができるというのでしょう。
どうか、死なせてください」と書いていた。

だけど、絶望の闇に光が差し込み、彼女は新しい生きがいを発見した。
90歳で亡くなった時、歴史は彼女の足跡を称えたのだ。

この女性と、消毒や麻酔を近代医学に導入した人々が、19世紀の人類の苦痛を最もやわらげたと言う人もいる。

彼女の名前は、フローレンス・ナイチンゲール。
看護を専門職として、樹立した人だ。

ヨブは、生まれなければよかったとまで思った。
だけど、感謝な事に、自殺はしなかった。

ナイチンゲールが、無力感から抜け出して、人道支援の道を見出したのと同じように、ヨブもまた深い悲しみをくぐり抜け、その体験は、多くの悩む人にとって尽きる事のない慰めの泉となった。

「これ以上は頑張れない」と、思っている人がいるかも知れない。
クリスチャンであるために、その悩みは一層深いのかも知れない。
クリスチャンなのに、なぜ、こんなに孤独で愛されていないように感じるのだろうと思うからだろうか。

だけど、諦めてはいけない。
確かに、精神的な限界を感じる事は、人生最悪の体験だろう。

だけど、立ち向かうのだ。
神様の御手は、確かに、あなたをしっかりと握って、離される事はない。
いつでも、一から始める事ができる。

神様は、私達が終着点だと思うところから、出発させてくださるお方なのだから。
神様を、信頼しよう。

God Bless You!!