2023年9月19日(火)
『いつもの仕事の裂け目』
「静まって、わたしこそ神であることを知れ」。
詩篇のこのよく知られた言葉に、すこぶる重要な二つの命令を読む。
第一に、私は静まらなければならない。
それは現代の生活には不利なことだ。
十年前は二、三週間以内に返事をすれば、先方は満足した。
五年前は二、三日中にファックスで返事を送れば、やはり相手は満足そうだった。
今、先方はその日のうちに電子メールで返信してほしいと言い、即座にメッセージを送らなかったり携帯電話を使わなかったりすると、私は罵られる。
神秘、もう一つの世界を認識すること、行動より存在を強調すること、ほんの短い時間静まっていることさえ、この慌ただしく騒々しい世界の中では自然にもたらされるものではない。
時間を切り取って、心の中の生活を神に豊かにしていただかなければならない。
作家パトリシア・ハンプルは、イタリアのアッシジへ向かう巡礼中、祈りとは何かという問いに対する答えのリストを作り始めた。
賛美、感謝、懇願、弁明、取り引き。
実を結ばない哀れな声。
弱々しい泣き声。
焦点を合わせること。
そして、このリストは中断する。
祈りを言語としか見ていないことに気づいたからだ。
彼女は言う。
「祈りとは基本的に、位置、自分がどこに置かれているかということです。
祈りは、目に見えるものだけに焦点を合わせるのではなく、存在するすべてのものをはっきり見るようにさせるものです。」
なるほど、はっきり見えるようにさせるものなのか。
静まれ。
そして焦点を合わせることで、他のすべてが明瞭になってくる。
いつもの仕事の絶え間に、宇宙は整えられてくるのだ。
静まることによって、「わたしこそ神であることを知れ。
わたしはもろもろの国民のうちにあがめられ、全地にあがめられる」という二つめの祈りに備えることができる。
神を崇めるのでなく抑圧しているこの世界のただ中で、私は祈りを通してのみ、その真理を信じることができる。
God Bless You!!
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