2023年7月29日(土)

2023年7月29日(土)


『内なる神』

ローマ人への手紙8章のテーマは聖霊だ。
パウロはこの章で聖霊が個人の生活をいかに変え得るかを概観している。

8章の冒頭で、パウロは取り上げてきたしつこい罪の問題に決着をつけ、「罪に定められることは決してありません」と宣言している。

イエス・キリストはその生と死を通して、「罪の問題」を永遠に解決された。
他の箇所では、そのプロセスを銀行業の言葉を用いて説明している。

神は私たちのためにイエスご自身の完全さを「お認めになった」。
私たちが自分の行いではなく、イエスの行いによってさばかれるように。

同様に、神はイエスの十字架の死を通し、私たちが受けるに値するあらゆる罰をイエスに負わせられた。
この和解において、人間は罪ののろいから解放され、汚れのない勝者となった。

そしていつものようにパウロは、最も素晴らしい知らせを伝える。
死がイエス・キリストを支配することはないということである。

パウロは、キリストを死者からよみがえらせたその力が、私たちを「活気づける」ことに驚嘆する。
聖霊はいのちを与えるものであり、7章に描かれている死に至るような暗いパターンを、聖霊だけが崩壊させることができる。

なるほど聖霊はすべての問題を取り除きはしない。
けれども、この「内なる神」は、私たちに不可能なことを、私たちのためになすことが可能である。

聖霊は、私たちが神と関わるとき、私たちのすぐ横で働いてくださる。 弱さの中にある私たちを助け、私たちが何を求めればよいかがわからないとき、私たちのために祈ってもくださる。

パウロの言い方をすれば、信仰者それぞれの内側で起きていることが、歴史の中心的な事件なのである。

「被造物は切実な思いで、神の子どもたちが現れるのを待ち望んでいます」。
なぜか私たちの霊的な勝利が、「うめいて」いる被造物の解放と癒しをもたらす助けになるというのだ。

使徒パウロは高まる感情を抑えきれずに、そうしたことに思いを巡らしている。
パウロは8章の終わりで、どんなものも、本当に何一つも、私たちを神の愛から引き離すことはできないと、力強く宣言している。

God Bless You!!


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