2023年5月24日(水)

2023年5月24日(水)


『触れる愛』

キリストのからだに触れて癒された経験をもつ女性から手紙をもらった。
その人は七年間、夫に福音を伝え続けた。
夫はルー・ゲーリック病とも言われるALSに冒された有名なミュージシャンだった。

彼は亡くなったが、未亡人は一周忌に、教会の多くの友人に感謝の手紙を送った。
一部を記す。

「ALSの症状が現れてから、皆さんは私たちに愛と支援を注ぎ続けてくれました。
いただいたたくさんの手紙やカードに、どれほど元気づけられたかわかりません。
お見舞いに来てくださったり、電話を下さったりしましたね。
遠くから連絡をくれたこともしばしばでした……。

美味しい差し入れもいただきました。
私たちの代わりに用事をすませたり、ご自分たちのことを後回しにして、わが家のものの修理までしてくださったり。

雪かきをし、郵便物を届け、ごみ捨てまでしてくださいました。
そして心のこもった贈り物で、私たちに素敵な時間を与えてくださいました。

皆さんは「医者の代わりをしてくださいました』。
……そしてわが家の歯も治療してくださいました。
皆さんの助けには工夫が凝らしてあり、私たち夫婦の人生を困難の少ないものにしてくださいました。

ノームは最後まで『咳を楽にするジャケット』やシグナル・スイッチなどで、皆さんに頼ることができました。
私たちとみことばを分かち合い、呼吸器の治療が進められるよう、定期的にわが家で祈るミニストリーを立ち上げてくださった方々もいました。
皆さんのおかげで、ノームは最後まで自分をそのいわば音楽ミニストリーを担う大切なメンバーだと思うことができました。

そして皆さんがどれほど祈ってくださったことか!!
毎日、毎月、毎年祈ってくださいましたね!
皆さんの祈りのおかげで私たちは特別つらいところに置かれていたときにも勇気をもらい、人間がもてないはずの強さも与えられました。
そして私たちが自分で神の源を探し求めるのを助けてくださいました。

けれども、わかっています。
ノームが普通のALS患者よりずっと長きにわたり、そしてずっと良好な状態で私たちとともにいたことを。
皆さんを思う私たちの気持ちは、愛という言葉では足りません!」

この未亡人の教会の友人たちは、彼女にとってまさに神の臨在だった。
彼らの思いやりのおかげで、彼女は、神が自分のことを愛しておられるかどうかといった疑いに苦しめられることがなかった。

キリストのからだである地元の教会の人々に触れられるなかで、神の愛を感じることができたのだ。

God Bless You!!


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