2023年12月7日(木)

2023年12月7日(木)


『今と後』

預言書で最も混乱するのは、預言されている出来事———侵略、地震、指導者の到来、地球の再創造———が翌日に起こるのか、千年後に起こるのか、それとも三千年後に起こるのか、あえて語られていない点だ。

事実、すぐ先の預言とはるか先の預言とがしばしば同じパラグラフに書かれていて、共にぼやけている。

預言者たちはタイムテーブルを知らなかったのだろう———イエスも地上に生きていたとき、神のスケジュールは不明であることを認めておられた。

複雑な話だが、預言者たちは、一つは今、一つは後でというように、明らかに異なる二回の成就を描くこ
とがある。

「見よ、処女がみごもっている。そして男の子を産み、その名をインマヌエルと呼ぶ」というイザヤの有名な預言は、このカテゴリーに当てはまる。

それに続く二つの節で、このしるしがイザヤ自身の時代に成就したことが明らかになる。
多くの学者が、その子どもとはイザヤ自身の子どもだろうと考えている。

しかしマタイは、この預言の最終的な成就を処女マリアに結びつける。

聖書学者は預言書のこの特徴を、二重・三重の成就、全体に対しての部分、一見無関係な二つのものが実際は関連している創造的バイソシエーション〔訳注=双連性ともいう〕と名づけている。

当然、そうした複雑な仕組みは疑問を呼び起こす。
預言者がこの時代(今)のことを言っているのか、まだ成就されていない(後、もしくはずっと後の)ことを言っているのか、あるいは両方なのか、どうやって知ることができるのか。

この預言の仕組みは確かに理解しがたいが、神の歴史の見方を垣間見せてもいる。

預言者たちは「見る者」として、神の見方を洞察している。
時間の束縛の外におられる神にとって、順序は些細な問題だ。

使徒ペテロの言葉によると、子羊は「世界の基が据えられる前から知られていましたが、この終わりの時に、あなたがたのために現れてくださいました」。

パウロは、神は彼の弟子たちを「世界の基が据えられる前から」選ばれたと付け加えている。
同様に、私たちの永遠のいのちへの希望は「永遠の昔から」約束されていた。

アインシュタインの時間・空間に関する相対性理論が知られるずっと前に、新約聖書の記者たちは、真理のいくらかをきわめて文字どおり、時間に限定されないものとして確立していたのである。

God Bless You!!


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