2023年11月27日(月)

2023年11月27日(月)


『宇宙規模の問題』

ヨブ記が表しているのは、私たちの信仰の選択は私たちと私たち自身の運命にとってばかりでなく、なんと神ご自身にとっても重要であるという驚愕すべき真理だ。

エリファズはヨブを罵って言った。
「人は神の役に立てるだろうか。
……あなたの行いが全きものであるからといって、それが神にとって益になるだろうか」。

最後にヨブを通して犠牲を献げて赦しを願ったとき、エリファズは先の言葉を噛みしめたことだろう。
ヨブの信仰によって、神は全人類に関わる実験に疑問を唱えたサタンに、大きな勝利を収められた。

宇宙の歴史の一片がヨブ記の中で問題となっていたが、今でも私たち自身の応答の中で問題となっている。
聖書はその真理の背後にある神秘に対して、ヒントだけを与えている。

以下のとおりだ。

●ルカの福音書10章の、弟子たちが出て行って神の国を宣べ伝えているとき、「サタンが稲妻のように天から落ちるのを、わたしは見ました」というイエスの言葉。

●ローマ人への手紙8章の、地上の人間は自然を贖う代理人となるという興味をそそられるささやき。
「被造物は切実な思いで、神の子どもたちが現れるのを待ち望んでいます」。
あるいは、クラレンス・ジョーダンの『パウロ書簡の綿花畑版』にあるように、「事実、宇宙が最も好きな夢は、本当に生きている神の息子や娘たちを垣間見ることだ」。

●エペソ人への手紙から。
「これは、今、天上にある支配と権威に、教会を通して神のきわめて豊かな知恵が知らされるためであり……」。

●使徒ペテロの威勢のいい主張。
「御使いたちもそれをはっきり見たいと願っています」。

こうしたベールに覆われたヒントは、私たちの出方が重要だというヨブ記の中心的メッセージを反復している。

ヨブは信仰のか細い糸にぶらさがることによって、地球を贖うという神の壮大な計画において決定的な勝利を収めた。
恵み深い神は、普通の人間に、宇宙の贖いに参加する尊厳を与えてくださった。

ヨブ記はこの世界の痛みと不公平をかくも雄弁に描いたが、神は、私たちが神に従順であることで、その痛みと不公平を逆転させる手伝いができるようにしてくださっている。

神は、この堕落した世界に対するヨブの不平に同意しておられるとさえ言えるかもしれない。
堕落を逆転させようとする神の計画は、神に従う人々の信仰にかかっている。

God Bless You!!


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