2022年6月4日(土)
『主ご自身が「わたしは決してあなたを見放さず、あなたを見捨てない」と言われたからです。』ヘブル人への手紙13章5節
私の考えはどの方向に向いているのだろうか。
神が言っておられることか、それとも自分が恐れていることか。
私は神が言われることを、単におうむ返しに言うのではなく、神が言われることをしっかり聞いてから、ことばにするように努めているだろうか。
なぜなら、神ご自身がこう言っておられるからである。
「『わたしは決してあなたを見放さず、あなたを見捨てない』と言われたからです。
ですから、私たちは確信をもって言います。
『主は私の助け手。私は恐れない。人が私に何ができるだろうか』」と。
「わたしは決してあなたを見放さない」
……私の罪やわがまま、そして強情さなど、どんな理由があろうとも……。
神は決して私を見放さないと、私は神に語っていただいただろうか。
もし神がそう言われるのを聞いたのであれば、もう一度聞いてみよう。
「わたしは決してあなたを見捨てない。」
神が私を見捨ててしまわれるのではないか、と考えるのは、困難の時ではなく、退屈で骨の折れる仕事が際限なく続く時である。
「困難の丘」(ジョン・バニヤン『天路歴程』より)はどこにもなく、将来に対する幻もなく、驚くべきことも美しいこともなく、ただありふれた一日が始まり、終わっていく。
そのような中でも、「神はこう言われる」ということばが私に聞こえているだろうか。
私たちは、神が何か特別なことをしようとして、その大きな役割に備えて私たちを少しずつ整えておられる、と考えている。
ところが、神の恵みの中を進んでいくにつれ、神は、今、ここで、この瞬間に、ご自身のご栄光を現してくださっていることに気づくのである。
「神はこう言われる」という声が背後から聞こえたら、思ってもみなかった力が加わり、平凡な日々や暮らしの中でも歌が口をついて出るようになるのである。
God Bless You!!
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