2022年12月4日(日)

2022年12月4日(日)


『勝利を得る者には、……。』ヨハネの黙示録2章7節


自然界においても、恵みの世界においても、戦いのない生活などありえない。
人間の肉体、精神、品性、また霊的な面の根底には、それらに反対する力が常に存在している。
これは人生の隠しようもない事実である。

たとえば健康とは肉体の生命と外界との均衡の上に成り立っているので、健康を保つには、外界に対抗する生命力が内側に十分なければならない。

肉体的生命の外側にあるものはどれも、私を死に追いやるように造られている。
生きている間、私を支えてくれるものですら、私が死ねば、私を遠慮なく分解していく。
しかし、もし私に戦う力が十分あれば、その均衡から健康が生み出される。

これは精神生活でも同じである。
旺盛な精神活動を望むなら、戦いは必至である。
しかし、戦えばその均衡から思考が生まれるのである。

道徳面でも同じことが言える。
私の品性を高めないものはどれも、私の敵である。
私がそれに勝ち、品性を生み出すかどうかは、私という器の大きさ次第である。

品性を保つには戦いがある。
品性は偶然には生まれない。
獲得するべきものなのである。

霊的にも同じことが言える。
イエスは言われた、「世にあっては苦難があります」と。
霊的でないものはすべて私を破滅にいざなうものである。

「しかし、勇気を出しなさい。
わたしはすでに世に勝ちました」とも主は言われた。

私は自分に立ち向かって来るものを論破できるようにならなければならない。
そうしていくうちに、その均衡から聖潔が生まれる。
すると、反対に遭うことすら次第に楽しみになっていくのである。

聖潔とは、私の性質と、イエス・キリストに示された神の法則が均衡を保っている状態のことなのである。

God Bless You!!


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