2021年1月14日(木)
『しかし、主人の思いを知らずにいて、むち打たれるに値することをしたしもべは、少ししか打たれません。多く与えられた者はみな、多くを求められ、多く任された者は、さらに多くを要求されます。』ルカの福音書12章48節
紀元前280年頃に活躍したギリシャの哲学者ビオンは、快楽派の哲学者として知られていますが、もとはある哲学者に仕える奴隷でした。
彼は主人の日々の生活ぶりを見聞きしているうちに、大いに影響を受け、師と同じ言動をするようになりました。
彼の忠実な働きを見て、主人は大いに喜びました。
ある日、主人はビオンに言いました。
「おまえは奴隷の身でありながら、私の教えをよく受け入れて忠実に実行する者だ。
これからは自由の身にしてやろう。」
その後、ビオンは正式の弟子となり、やがてその忠実さのゆえに、主人の遺産相続の権利を受けるまでになったのです。
God Bless You!!
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