2021年1月10日(日)

『主はわが巌　わが砦　わが救い主　身を避けるわが岩わが神。わが盾　わが救いの角　わがやぐら。』詩篇18篇2節


ハドソン・テーラー（1832〜1905）は、チャイナ・インランド・ミッション（中国奥地宣教協会）の創設者で、自らも宣教師として中国で大きな働きをしました。
そんなテーラーも、宣教活動の厳しさと困難の中で挫折し、信仰が試みられて落ち込むときがありました。

「毎日、罪と失敗におののいて力不足を感じる。
強い信仰をもつにはどうすればいいのだろうか。」と考えていたとき、英国にいる友人のマッカーシーから手紙が届きました。

彼は、テーラーが悲嘆にくれていることなどまったく知るはずがありません。
「ハドソン君、信仰を強めるためには、どうしたらよいのかと考えたことはないかい。
この間、祈っていて示されたことを分かち合おうと思うんだけれどね。

我々は、信仰を強めようとして、ついがんばって努力しようとするが、そうではないんだ。
信仰を求めて努力するのではなく、真実なお方に寄りかかること、これが信仰を強くする秘訣なんだよ。」

神が、友人を通して、語ってくださったようでした。
この手紙によって信仰の真髄にふれたテーラーは、「私たちは不真実であっても、イエスは常に真実である。」というみことばを思い出し、再び信仰の高嶺に向かって登り始めたのです。

God Bless You!!