2020年4月17日(金)の手紙

2020年4月17日(金)


『人が自分の友のためにいのちを捨てること、れよりも大きな愛はだれも持っていません。』ヨハネの福音書15章13節


偉大な王や貴族の領主が貧しい従者に与えうる最高の名誉は、彼を友として扱うことです。
特に公私両面において、それが自発的な真心からのものであると見てとれるときは・・・。

貧しい人はこんなふうに思うでしよう。
「私の気高い領主さまが、私のような取るに足らない者に、こんなすばらしい友情を示してくださるなんて、これ以上の名誉や喜びがあるだろうか。
まったく、最高の贈り物を恩着せがましく与えられるよりもはるかに大きな喜びを与えてくれる」。

この物質的な例は実に生き生きと表現されていて、そうした大いなる友情に対する従者の心からの喜びや舞い上がらんばかりの嬉しさをよく示しています。

それは私たちの主イエスと、私たち自身についても同じです。
確かに、もつとも崇高で誰よりも力があり尊い至高のお方が、同時にもつとも低い身分となって、もっとも謙遜で友情深く、思いやりにあふれた方でもあること、それより大きな喜びはありえません。

本当に、私たちが主にお会いするとき、このすばらしい喜びが私たちのものとなるのです。
私たちへの主のみこころは、私たちが主を求め信頼し、主に在って喜ぶことであり、主もまた、私たちがそれをすべて事実として理解するようになるまで、私たちを強め励ましてくださいます。

私たちが享受しうる最大限の喜びは、私たちの兄弟であり、救い主でもある主イエス・キリストを通して、私たちの創造主である父なる神によって示される驚くべき思いやりと友愛から湧き出るものなのですから。

ノリッジのジュリアン


クリスチャンは不運に出会っても、キリストが友であることを知っているかぎりは、決して不満をもらしてはならない。

著者不明


・・・取税人や罪人の仲間・・・

マタイの福音書11章19節


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