2020年1月15日(水)の手紙

2020年1月15日(水)


『馬の門から上の方は、祭司たちがそれぞれ自分の家のそばの部分を修復した。その向こうでは、イメルの子ツァドクが自分の家のそばの部分を修復した。その向こうでは、シェカンヤの子、東の門を守る者シェマヤが修復を行った。その向こうでは、シェレムヤの子ハナンヤと、ラフの六男ハヌンが、その続きの部分を修復した。その向こうでは、ベレクヤの子メシュラムが自分の部屋のそばの部分を修復した。』ネへミヤ記3章28節~30節


クリスチャンである者はみな、一つの命をもっている。
そのことを心に刻むのは大切だ。

天の視点からすれば、神の前に重要な意味をもつのはただ一つの命しかない。
聖霊によってわれわれ一人ひとりの内におられる主イエスのいのちである。

これは驚嘆すべきつながりである。
私たちは一つのいのちを共有しているので、一つの偉大な目的と、一つの偉大な働きをも共有している。
それは神の国に入るいのちを城壁のように積み上げていくことだ。

そうした務めには、クリスチャン同士の百パーセントの協力が絶対に欠かせない。

信仰復興に対する最大の脅威は、聖書の解釈に関する事柄が自分の意見と違うからといって、ほかの人々と労するのを拒むクリスチャンである。
そうした事柄は、伝道に関しては核心的なことではないにもかかわらずだ。

ネへミヤがそれぞれのグループに労させたことを心に留めるのは、興味深いことだ。
彼はグループのメンバーが住む場所にもっとも近いところにある城壁の部分を修理させたのである。

キリストに対する私たちの一番の義務は、常に自分たちの近隣そのものにある(と私は信じている)。
もしもすべてのクリスチャンが神の前でこう言ったら、今日、天の鐘が鳴り響くことだろう。

「主よ、我が家のすぐ近くの地元を自分の伝道の場にします。
すべての家庭に福音のトラクトを定期的に届け、教会の礼拝への出席を勧めるようにします」と。

おわかりだろうか、わが友よ。
クリスチャンの働きにおいて、組織立てていくことと苦闘することは両立すべきものなのだ。

あまりにもしばしば、組織化することが苦悩することを押しのけてきた。
人の前で労することが多すぎ、神の前でじっと待つことが少なすぎる。
動きばかりがどんどん増え、祈りは少なくなる一方だ。

私たちは委員会や会議をえんえんと続けて問題と取り組むが、真の敵であるサタンに対して膝をついて取っ組み合うことはほとんどない。

もちろん、すばらしいプログラムをもった委員会はたくさんある。
だが真の霊的な重荷を担うものがどれほどあるだろうか。

ああ、どうか神よ、この働きに百パーセントの協力があるように、私たち一人ひとりにその重荷を与えたまえ!
この世界には、他とのつながりをもたないクリスチャンのための余地はない。

私たちは一つの至高の働きに従事している。
神のためにこの世界に伝道することだ。
そのためには、私たちのすべてがそうする必要があるのだ。

アラン・レッドパス


さまざまな国を旅してきて気がついたことが一つある。
私の知るかぎりでは、主の民が分裂しているところで、聖霊なる神が働かれている場所は一か所もない。
私たちが団結することは、聖霊なる神が私たちの真ん中で働かれるためになくてはならないことの一つなのだ。

ドワイト・L・ムーディー


このクリスチャンたちが互いに愛し合うさまを見よ。

テルトゥリアヌス


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