2019年12月3日(火)の手紙

2019年12月3日(火)


『愛する者たち。あなたがたを試みるためにあなたがたの間で燃えさかる試練を、何か思いがけないことが起こったかのように、不審に思ってはいけません。』ペテロの手紙第一4章12節


厳しい試練は祈る者に対してそれまでになかった新しい命を与えます。

あなたは、父なる神からの剣による攻撃を受けるときと同じ緊迫感をもって、いつも祈っていますか。
神は私たちの命を奪うほど厳しく傷つけることはありません。
しかし、神は時に昏睡状態から私たちを目覚めさせるために優しく試みを与えることがあるのです。

厳しい苦難に遭うと、人は何と熱心な祈りをささげることでしょうか!
そこから解放されたときには、何と感謝に満ちた賛美をささげることでしょうか!

悲しみのときには、他の場合よりもいっそう聖なる歩みが用意されているように私には思われるのです。

私は説教することから離れたいとは思いません。
しかし、私は、病の後で説教すると、通常とは違った霊的な力をしばしば感じた、と告白せざるを得ません。

私は、ある人が「私たちの牧師は病気で静養し、退院して以来、以前より神の霊的香りを放ちながら話している」と言っているのを聞いたのです。
私もそう感じています。

オリーブは、油が搾り取られるときは圧力がかけられなければなりません。
萄はワインが流れ出す前に足で踏まれなければならないのです。
金属の本当の特質を引き出すためには、ヤスリが使われなければなりません。
火の坩堝の中に何度も入れられなければ、純粋な金が作り出されることはありません。

私たちは試練を経験することによって、多くのより優れた霊的恵みを手に入れることができるのです。
試練が信仰をより強くする重要な要素であることを忘れないでください。

若い人たちは進んで主の軍隊に入隊しようと志し、自分の帽子にその印としてある色彩を加えたいと願います。
彼らは偉大な働きをしょうと考えます。
教会を動かし、この世の力や自分の情欲、また周りにうごめく悪魔に打ち勝とうと努力します。

間もなく彼らは軍曹たちが経験したのと同じ厳しさの中で訓練を受けなければならないことに気づきます。
信仰の戦場へと赴き、さらに多くの霊的戦いを経て、歴戦の信仰の勇士となるのです。

何度も何度も試練を経験することがなければ、私たちはたちまち敵に背を向け、逃げ去ってしまうことでしょう。
しかし、これらが神からの試練であるゆえに、私たちは主なる神のためにライオンのような勇敢な者になれるのです。

God Bless You!!


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