2019年12月27日(金)の手紙

2019年12月27日(金)


『しかし、すべての汚れたもの、また忌まわしいことや偽りを行う者は、決して都に入れない。入ることができるのは、子羊のいのちの書に記されている者たちだけである。』ヨハネの黙示録21章27節


名声は束の間の恩恵でしかありません。
しかし、私たちの本能は愚かにもそれを貧り求め、切望します。

私たちは仲間より有名になろうと試み、すべてのライバルを打ち負かそうとします。
そして、名をあげ、自分のコミュニティの中で注目を浴び、可能なかぎりそのコミュニティを拡大しようとします。

これはある意味で避けることのできない人間の本能の一つです。

しかし、名声は同じ規模の不満も伴います。
あなたが名声と名誉のために働くとき、望んでいるある程度の喜びが与えられるでしょう。
しかし、目標が達成されると、実は真実の意味でそれを手に入れてはいないのです。

最も有名な人は最も惨めな人でもあるのです。

もしあなたが有名人で、名誉が与えられているのであれば、それを素直に受け入れなさい。
しかし、次のことをあなたの祈りとしてください。

「わが神よ、私を祝福してください。
たとえ私の名が千人の口にのぼっても、もしあなたが私の名を口から吐き出されるとすれば、どんな利益があるのですか。

たとえ私の名が大理石に刻まれることがあっても、子羊のいのちの書に記されていなければ、それにはどんな価値があるのでしょうか。

これら地上の祝福はただの影にしかすぎず、私を嘲笑う風でしかありません。
主なる神よ、あなたの本当の祝福を与えてください。
あなたが与える名誉こそ、真実の意味で私の祝福の基なのです」と。

たとえあなたが無名のうちに歩み、まだ名声を得ていないとしても、その歩みをそのまま続けてよいのです。
そして、今あなた自身に与えられている主からの召命を全うしてください。

名が知られていないことは、深刻な病というほどのことでは決してありません。
朝雪が降り、地上が白くなっても、昼には溶けてしまうようなはかない名声を期待するのは愚かであり、無意味なことです。

たとえ人々が死者について語るとしても、それらのことばが死者に対して何らかの影響を及ぼすことなどあるのでしょうか。

しかし、あなたが今神の祝福を限りなく与えられていることは確かなことです。
このことを忘れないようにしましょう。

God Bless You!!


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