2019年11月27日(水)の手紙

2019年11月27日(水)


『今しばらくの間、様々な試練の中で悲しまなければならないのですが、』ペテロの手紙第一1章6節


使徒ペテロは、「今しばらくの間、様々な試練の中で悲しまなければならないのですが」と記しました。

私たちは、さまざまな試練に遭うばかりでなく、それらが私たちを悲しませ、落ち込ませます。
それは神のしもべの最も優れた者にさえ起こることです。

熱心に主を愛する人を私は何人も知っています。
主はそのような人たちをこよなく愛しておられます。
主にとって彼らは尊い存在です。

彼らは謙虚で、柔和で、優しい人たちです。
しかし、それにもかかわらず、彼らはひどい困難に遭遇し、暗雲が彼らを覆うことがあります。

私が今特に言及しているのはこのような人たちについてです。
自分にはそんなことは起こらない、などと思うべきではありません。

困難な中にいる友よ、あなたもだれにも理解してもらえない深い悩みと悲しみ、だれにも知られたくない苦難に遭遇しているかもしれません。
そして、周りにいる最も信頼できる人にさえそれを話すことなく、あるいは、心の中に密かに隠しているかもしれません。

しかし、そのためにあなたはかえってますます苦しくなってはいませんか。
そのような場合、キリスト者の友人との交わりが大きな助けとなるかもしれません。

大きな苦悩の中にあるとき、もし涙を流すことができれば平安を得ることがあります。
また、もしあなたが心ゆくまで泣くことができれば、その困難を乗り越えることができるでしょう。

しかし、時にあなたは自分の悩みをどのように表すべきかわからなくなり、その結果、鬱積した炎がさらに激しくなります。

もしだれにも話すことのできない悩みがあれば、主イエスを見上げるように、と愛を込めてあなたにお勧めします。
あなたのすべての悲しみを主に告白してください。
そして、必要なときに、助けてくださるようにと主にお願いしてください。

どんなことも主にお話ししてください。
主が生きておられるのであれば、主は耳を傾け、応えてくださいます。
そうすれば、あなたは平安のうちに歩むことができるようになります。

私はあなたの状況を詳細にはわかりません。
「心はその人自身の辛さを知っている。その喜びにほかの者はあずかれない」のです。

孤独を強いられるところには深みと、高貴さがあります。
生きていればだれにでも起こり得ることですが、たとえ、時にひとりだけで広大な海上を航海しなければならないとしても驚いてはなりません。

しかし、もし主キリストがあなたとともにその船に乗っておられるのであれば、それ以上に優れた友を持つことはありません。

God Bless You!!


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