2018年10月18日(木)の手紙

2018年10月18日(木)


『ルデヤという女が聞いていたが、主は彼女の心を開いて、パウロの語る事に心を留めるようにされた。』使徒行伝16章14節


「主は彼女の心を開いて…」。

私たちの心は生まれつき閉じているのでしょうか。
聖書は、そのとおりだと言います。
聖書は、どんな賢者よりも深く、人間の心を理解しています。

生まれつきの私たちの心は、入口に膜を張った蜂の巣のようです。
巣の中では蜂がブンブンと恐ろしい羽音を立てています。
私たちの心も全く同じです。
心の中には、大きな動揺が隠れています。

平安の欠如、高慢、自分よりもすぐれた人たちへの嫉妬、心配、思い煩い、金銭欲、あらゆる執着、絶望と軽蔑、愛と友情への渇き、浅ましい想像と気高い志、などなどが隠れているのです。

そして、これらすべてが頭をもたげて、私たちを引きずり回します。
私たちがそれらから自由になることはありません。
心が閉じているからです。

だとすると、ピリピでこの紫布商人ルデヤに起こったことは、大変な奇蹟ではありませんか。
「主は彼女の心を開かれ」たのです。

それは、パウロがイエスにある神の恵みを説き明かしている最中に起こりました。

洗練された都会人で、商売を切り盛りする彼女が耳を傾けたのです。
そして奇蹟は起こりました。
主が彼女の心を開いて、説教を心に留めさせたのです。

「イエスの知らせが私を捕らえた」と彼女は悟りました。
イエスの十字架が、心に鮮やかに示されました。
彼女は復活の主を仰ぎ見ました。

そうです、そればかりか、今や彼女の心は開かれたのです。
イエスが彼女の心に入り、こうして、その心の混乱に終止符が打たれました。
主は、神と和解した新しい心と人生との、中心になってくださったのです。

主よ。
私たちをも、心開かれた人々の群れにお加えください。アーメン

God Bless You!!


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