2018年1月6日(土)の手紙

2018年1月6日(土)


『イエスが……お生まれになったとき、見よ、東方の博士たちがエルサレムにやって来て……。』マタイの福音書2章1節


小さい赤ちゃんが遠い国から人々を引き寄せるとは、なんと驚くべきことでしょうか。
どこでも子どもが生まれると、ひと騒動もちあがるものです。
おじいさん、おばあさんがやって来ます。
そしてたぶん、おばさんがひとりと、近所の人たちが二、三人。
でもまあ、そんなものです。

ところが、幼子イエスは遠い外国の地から人々を引き寄せました。
外的に遠い国です。
が、それはまた、内的にも遠い国でした。
なぜならば、博士たちは偶像礼拝の暗黒で、がんじがらめに縛られた人々だったからです。

イエスが彼らを引き寄せました。
この幼子には、なんという引力と魅力があることでしょうか。

最初の物理の時間に、先生が私たち生徒に見せてくれた実験を、忘れることができません。
先生は皿の上に、小さなおが屑の山を作りました。
それから磁石がひとつ、その中へ突っ込まれると、おが屑の山が急に生き物のように動き出しました。
混ぜてあった鉄片が、おが屑の中から滋石に吸い寄せられたためでした。

イエスはこの世に投げ込まれた神の磁石です。
そう考えると、あなたは驚くでしょう。
「もしかして私は、死んで動かないおが屑なのではないか」と。

では、イエスが引き寄せてくださるのは、どのような人々でしょうか。
罪の赦しを叫び求める、平安のない心。
神との平和を求める、飢え渇いた心です。

「御父よ、私たちを御子へと引き寄せてください」。アーメン

God Bless You!!


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