2013年8月13日(火)

『あなたがたはわたしが、きょう、あなたがたに命じるこのすべての言葉を心におさめ、子供たちにもこの律法のすべての言葉を守り行うことを命じなければならない。この言葉はあなたがたにとって、むなしい言葉ではない。これはあなたがたのいのちである』申命記32章46節～47節


健康で長生きするのは、素晴らしい事だ。
多くの人達が、医学の進歩の恩恵を受けて、その事を可能にしている。

だけど、いくら医学が進歩しても、年を重ねる事を止める事は誰にもできない。
いつの日か、年齢が生命力を追い越し、私達の肉体は活動を止めるだろう。

確かに、年を重ねる事は止められないけれど、意固地で愚痴っぽい人にならないようにはできる。

モーセの人生を見ると、彼が120歳になった時、イスラエルの民はヨルダン川を渡って約束の地に入ろうとしていた。
だけど、モーセは入る事ができなかった。
荒野で怒りに任せて杖で岩を打ち、神様の命令に背いたからだ。

これは、いじけたり自己憐憫にひたるには十分な心情だろう。
モーセは、強情なイスラエルの民を40年間も背負い続けたのに。
何度も何度も、この民のために神様にとりなしたのに。
それなのに、モーセが約束の地に入れないなんて。

それにも関わらず、彼は人生の終わりを前にして、神様を賛美し、神様に従う次世代のイスラエルの民を導き続けた。

昔の苦労や失敗の痛みを引きずりながら、年齢を重ねるのではなく、まして人のせいにして生きるのではなく、神様の誠実さを思い、神様を信頼して将来に希望を抱きながら老いていく事ができるのだ。

私達の身体が老いていく事は決して避ける事はできないけれど、心が冷えていく事は避ける事ができる。
主にあって、いつも燃え続ける事ができるのだから。

God Bless You!!