2013年7月1日(月)

2013年7月1日(月)


『キリストは、神のかたちであられたが、神と等しくあることを固守すべき事とは思わず、 かえって、おのれをむなしうして僕のかたちをとり、人間の姿になられた。その有様は人と異ならず、おのれを低くして、死に至るまで、しかも十字架の死に至るまで従順であられた』ピリピ人への手紙2章6節~8節


厳格そのものの牧師が、教会の高い塔に登った。
神にもっと近づき、神のことばを民に伝えるために。

陽が昇り、陽が沈んでも、その善良な人は、この世のことはまったく気にかけずに座していた。
超越した世界の中で、ずっと聖書を読んでいた。

時には、風見鶏のきしむ音を耳にし、彼は目を閉じ、言った。
「神からの真理を、今学んでいるのだ」

説教ノートに、彼は毎日書き込んだ。
天から送られてきたものであると、彼が思うことを。
彼は、これを人々の頭の上に投げ落とした。
週に一日、そして二回。

年をとって、神は彼に言われた。
「そこから降りて来て、死を迎えなさい!」
彼は塔の上から叫んだ。
「主よ、あなたはどこにおられるのですか」
主は答えられた。
「下だ。私の民の中にいる」

決して勘違いをしてはいけない。
神様は崇高な方だけれど、遠く離れたところにおられるわけじゃない。
神様が働いておられるとはとても思えない人や場所、計画の中に、実は神様が働いておられる事を、いつも心に覚えていて欲しい

God Bless You!!

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