2013年1月23日(水)
『愛する者たちよ。自分で復讐をしないで、むしろ、神の怒りに任せなさい。なぜなら、「主が言われる。復讐はわたしのすることである。わたし自身が報復する」と書いてあるからである』ローマ人への手紙12章19節
以前、新聞の見出しに「中東の終わりなき復讐劇」というものがあった。
自爆テロと軍の報復攻撃が繰り返される最中、殺された叔父の復讐に燃える28歳の男性について書かれた記事だった。
その男性は言った。
「大切な人が殺されれば、夜も眠れない。
何かをしなくてはいられない」
最終的に、彼は二人の「敵」を殺したけれど、満足できなかった。
復讐に勝者はいないからだ。
私達は、復讐の悪循環に陥っていないだろうか。
復讐まではいかなくても、夫や妻、子ども達や親、会社の同僚や学校の知人の間で、果てしない口論が繰り返されていないだろうか。
イエス様は、それらすべてに終止符を打って欲しいと願っておられる。
憎しみは、破壊的な力を持った武器で、神様以外の何者にもそれを適切に操作する事はできないのだ。
復讐は、私達のすべき事ではなく、神様がなされる事である。
では、私達に託された武器とは一体何だろう。
それは「愛」だ。
私達は、決して悪に負けてはいけない。
反対に、善をもって悪に打ち勝つ事ができる。
これは、どんな悪にも法に訴えてはいけないという意味じゃない。
だけど、神様は公正な方なので、私達を傷つけた人達に、自分で仕返しをする必要はない。
愛と親切が、すべての復讐や憎しみに終止符を打つ事ができる。
もし、恨み続けているなら、私達は相手と同じ所に立っている事を忘れてはいけない。
だけど、もし愛をもって赦す事ができたなら、私達は敵のはるか上を歩いている事も忘れてはいけない。
God Bless You!!
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