2013年1月18日(金)
『この大祭司は、わたしたちの弱さを思いやることのできないようなかたではない。罪は犯されなかったが、すべてのことについて、わたしたちと同じように試錬に会われたのである』へブル人への手紙4章15節
以前、新聞で読んだ事がある。
7歳の少年が、左腕の切断手術をした。
だけど、片腕の生活に順応する事は簡単な事じゃない。
彼が、学校に戻った時、担任の先生は生活の中で当たり前にしている事が、彼にはどれほど大変か、クラスの子ども達に分かって欲しいと考えた。
そこである朝、左腕を背中の後ろにくっつけなさいと子ども達に言ったのだ。
つまり、右腕だけですべての事をしなければならない。
本のページをめくる、字を綺麗に書く、机から落ちないように紙を押さえる、そんなちょっとした事が難しくなり、ボタン掛けは骨が折れ、靴ひもを結ぶ事に至ってはお手上げ状態だった。
そして、子ども達は気付いた。
彼の苦労を本当に理解する唯一の方法は、彼が直面している困難を自分達で体験する事だと。
イエス様は、同じ事をされた。
主は、神ご自身だったけれど、人になられた。
だからこそ、私達を襲う試練や誘惑をご自身の事のように理解してくださるのだ。
私達が直面する心の痛み、悲しみ、困難を、イエス様は知っておられる。
イエス様のように、私達のすべての痛みを経験し、理解してくださるお方は、他には誰もいない。
だから、私達はイエス様に安心して従って行く事ができる。
イエス様は、冷酷なリーダーなんかじゃなくて、私達を理解し、思いやり、愛してやまないお方なのだから。
God Bless You!!
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