2013年1月16日(水)

2013年1月16日(水)


『こういうわけで、わたしたちは、このような多くの証人に雲のように囲まれているのであるから、いっさいの重荷と、からみつく罪とをかなぐり捨てて、わたしたちの参加すべき競走を、耐え忍んで走りぬこうではないか』へブル人への手紙12章1節


ジョン・スティーブン・アクワリという人物を聞いた事があるだろうか。

1968年に、メキシコ・シティーで開催されたオリンピックのマラソン競技で、最下位でゴールしたタンザニアの代表選手だ。
これほど遅いタイムで完走した選手は、マラソン史上初だった。

アクワリは、レースの最中に負傷し、包帯で巻かれ血まみれになった足を引きずって、スタジアムに戻って来た。
他の選手達がゴールしてから、1時間以上が経過していた。

アクワリがついにゴールした時、スタンドの観客席に人影はほとんど見られなかった。

怪我の痛みをこらえて走り続けたのは何故ですか、と記者に尋ねられた時、彼は答えた。
「私の国が、私をメキシコ・シティに送り出してくれたのは、競技のスタートを切るためではありません。ゴールするためなのです」

彼のような気構えで、年を重ねていきたいものだ。
私達にも、目の前に置かれている競争がある。
そして私達は、ゴールするまで走り続けなければいけない。

信仰のレースに、年齢は関係がない。
歳を取り過ぎたので、神に仕える事ができないという事は決してない。
私達は、成長し続け、円熟味を増し、最後まで主にお仕えする事ができる。

イエス様とお会いすれば、それがどんなに過酷なレースであっても、十分な価値があったとわかるだろう。
ひと目、愛するイエス様の御顔を仰げば、どんな試練も些細な事だったと思えるだろう。

だから、その日まで、信仰のレースを勇敢に走り抜こう。
ゴールがいつなのか、わからないけれど、やめるのには早すぎる。

God Bless You!!

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