2012年12月8日(土)

2012年12月8日(土)


『つるぎをもって刺すように、みだりに言葉を出す者がある、しかし知恵ある人の舌は人をいやす』箴言12章18節


おしゃべり好きな人は、一日に3万語を話すらしい。
だけど、話す言葉の多少に関わらず、大切な事は、私達の語った事が人にどんな影響を与えているかだ。

ある日、主人が、召使いに最高の素材を使って料理するように命じた。
すると、召使いは「それは『舌』です。
これが最高の素材です。
舌は人を祝福し、悲しみを拭い去って絶望から救い、幸福を表現し、人々を陽気に喜ばせるからです」と言った。

後日、その召使いは、最低の料理を用意するように命じられた。
彼は再びこう言った。
「それは『舌』です。
これは最低の料理です。
舌は人を呪ったり、傷付けたり、評判をおとしめたり、もめ事を起こしたり、家や国を争わせるために用いられるからです」

私達は、時々「舌」で失敗をする。
後で悔やむような言葉を口走ってしまう事も少なくない。
だから、自分の言葉を飲み込む必要が、何度もあるかも知れない。

だけど、知恵のある人の舌は人を癒す事ができるのだ。
賢い人の言葉は、人を支え、励ます事ができる。

大切な事は、「舌」ではなく「知恵」だ。
コントロールしているのは、舌自身ではなくて、舌の持ち主だから。

舌を制する事が本当に大切な事じゃなくて、その人の心にある事が一番大切なのだ。
なぜなら、人は心にある事を語るように造られているのだから。

そして知恵とは、心の中を明かす時と、口を閉ざす時をわきまえる事だ。

God Bless You!!


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