2012年12月30日(日)

2012年12月30日(日)


『あなたのまことをもって、わたしを導き、わたしを教えてください。あなたはわが救の神です。わたしはひねもすあなたを待ち望みます』詩篇25篇5節


何年もの間、潮に流され、最後には岸に打ち上げられて芽を出すものがある。
それは、南米と西インド諸島にある木の実だ。
別名「海の心」と呼ばれている。

この5センチくらいのくるみ色をした木の実は、硬いハート形の種で、高く伸びるつるになる。
川に落ちて、海に流され、岸に打ち上げられて芽を出すのだ。

その間、何年も潮流に流され続けている。

命を宿し、時の長さに耐え、波に乗るこの実は、私達の信仰生活にも似ているところがある。

神様の計画には、私達が長い間待つ事が含まれている場合がある。

船を作るのに120年も費やし嘲笑に耐えたノアや、老年にも関わらず、息子を持つという神様の約束をひたすら待ったアブラハム。
更には、嫉妬にかきたてられたサウル王の命を奪うのではなくて、神様が介入してくださる時を待つ事を決めたダビデもそうだった。

「海の心」自身が辛抱強くなろうとするのは無理だけれど、私達にはそれができる。
なぜなら、この小さな種をこんなに強くされた神様が、今、私達と一緒におられからだ。

神様は、時として私達の心を成長させるために、私達の忍耐力を鍛えられる時がある。

だけど、主を待ち望む事によって私達には平安が与えられ、信仰は成長していくのだ。

God Bless You!!

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