2012年12月3日(月)
『ヤベヅはその兄弟のうちで最も尊ばれた者であった』歴代志上4章9節
お正月のメインイベントは、勿論ご馳走でも、新しい服でもない。
それは、お年玉だ。
子どもの頃、お年玉をもらうとすぐにポケットに入れて、後でこっそり中を覗いて見たものだ。
だけど、本当に大切なのは、お金よりも、お年玉をくれた人の心の方がはるかに大切だと言う事を、その頃まだ知らなかった。
一時、ヤベツの祈りの大ブームが起こった。
この祈りをすると祝福されると言うものだ。
だけど、与えてくださる主が、与えられた祝福よりも大切だと言う事を忘れてはいけない。
もし、私達がヤベツの願いだけに目を向けるなら、この祈りは欲しい物を手に入れる公式だと勘違いするんじゃないだろうか。
ヤベツは、「悲しみ」や「痛み」を想わせる名前を付けられたけれど、成長した時、どの兄弟達よりも尊敬された人になった。
どうしてヤベツは、誰よりも尊敬されたのだろう。
多くの事は、聖書には書かれていないけれど、彼の祈りから見て、ヤベツは神様との関係を真剣にとらえていた事がわかる。
彼の祈りの言葉に、不思議な力があるのではなくて、むしろ、神様がすべての物の与え主である事を、彼は知っていたのだ。
ヤベツが尊敬されたのは、彼が主を尊敬し、重んじたからだ。
祈りの目的は、自分が求める者を得る事ではなくて、神様が求めておられる者になる事なのだ。
God Bless You!!
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