11月2日(木)の手紙


2017年11月2日(木)

『しかし私は、絶えずあなたを待ち望み、いよいよ切にあなたを賛美します。』詩篇71篇14節


例えば、湖畔でピクニックをしていた家族がいたとする。
さっきまで水辺で遊んでいた五歳の息子が、突然深みにはまって溺れそうになってしまった。
家族の大人は、誰も泳げない。
子どもは、沈んだり浮いたりしながら、助けを求めて泣き叫んでいる。

親たちは、パニック状態でおろおろと岸を行ったり来たりするだけ。
ちょうどその時、偶然通りかかった人が状況を察知し、湖に飛び込んだ。
そして男の子を抱きかかえて、岸に上がってきた。
少年は怯えていたけれど、無傷だった。
助かったのだ。

ところが、少年の母親は苛立って尋ねた。
「ところで、息子の帽子はどこなの!!」

こんな馬鹿げた話があるだろうか。
だけど、実際は毎日のように起こっている。

私たちは、神が人生に与えて下さった素晴らしいことに焦点を合わせないで、がっかりさせられた些細なことに目を向けて、不平を言ったりしている。
永遠に尽きない神の愛や、永遠の救いには見向きもしない。
私たちがちょっとしたことで不平を言う時、いつも「ところで、息子の帽子はどこなの!!」と言っているのだ。

パウロは、「すべての事について、感謝しなさい」と書いている。
人生に起こるすべての出来事を、ありがたいとは思えないかも知れない。
だけど、すべてに感謝をささげることはできる。

失業したり、病気になったりしたとき、感謝するのは難しいだろう。
だけど、神がこの世の人生にくださった良いことに、感謝することはできる。
主が与えてくださった永遠のいのちに、感謝することができる。

God Bless You!!

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