7月23日(日)の手紙


2017年7月23日(日)

『不平を言わずに、互にもてなし合いなさい。』ペテロの第一の手紙4章9節


取材旅行で、1月にインドに行くことになった記者の話。

その時の宿舎が、修道院だと聞いて狼狽したそうだ。
真冬に、冷たいコンクリート張りの床に、硬いベッドを置いた、暖房のない粗末な部屋を想像したからだ。

ところが行ってみると、暖かくて居心地の良い部屋だった。
旅仲間によると「修道士たちは、客人を、キリストをお迎えするようにもてなすことを旨としている」ということだった。

修道士自身は、こんな快適な生活をしていないけれど、それでも彼らは満足している。

17世紀のイギリスの詩人は、次のように語っている。
「キリストは今もなお、求めておられる。
糧を与え、宿泊するところを。
最善の部屋を。
キリストに選んでいただこう。
最高の部屋をささげよう。
家のすべてを。何よりも心を。」

キリストを心に迎え入れることは、自分の生活を開かれたものにすることより簡単なように見える。
自分の家庭であれ、自分の時間であれ、私たちはその中に入ってくる人を、客人ではなく侵入者のように扱ってしまいがちだ。

パウロは「何よりもまず、互の愛を熱く保ちなさい。
愛は多くの罪をおおうものである」と語り、「不平を言わずに、互にもてなし合いなさい」と勧めている。
私たちは、愛を知るためにイエスに心を開く。
そして、愛を示すために、多くの人に心を開くのだ。

私たちは、自分自身の心という最高の部屋を差し出し、キリストをたたえる。
また、自分から進んで人をもてなすことによっても、主をたたえる。

God Bless You!!

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