2019年8月31日(土)の手紙

2019年8月31日(土)


『あなたがたが経験した試練はみな、人の知らないものではありません。神は真実な方です。あなたがたを耐えられない試線にあわせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えていてくださいます。』コリント人への手紙第一10章13節


神は約束に忠実な方です。
聖書に「神は真実な方です。あなたがたを耐えられない試練にあわせることはなさいません」
「わたしは決してあなたを見放さず、あなたを見捨てない」と言われているように、「神は真実な方です」。

そして、神はこれらの約束を果たしてくださる方です。
これが主キリストによって与えられた重要な約束の一つです。

主キリストは神であられます。
主は、「わたしの羊たちはわたしの声を聞き分けます。
わたしもその羊たちを知っており、彼らはわたしについて来ます。
わたしは彼らに永遠のいのちを与えます。
彼らは永遠に、決して滅びることがなく、また、だれも彼らをわたしの手から奪い去りはしません」と言われます。

「神は真実な方です。」
ですから、これらの約束を果たしてくださるのです。

「あなたの力が、生きるかぎり続くように」、あなたはこの約束をたびたび聞いています。
これを信じますか。
それとも、あなたは神を嘘つきと考えますか。

そう思いたくなるときには、「神は真実な方です」というこの短い御言葉を思い起こし、失望落胆の思いを取り除いてください。

神は最も適切と思われるときに私たちに試練をお与えになります。
たとえ神が余分な重荷を何らかの方法で私たちに与えることがあっても、後になると、別の方法でその試練を取り除いてくださいます。

有名な殉教者である、ジョン・ブラッドフォードはリュウマチを患い、失望落胆していました。
だれもが心から同情できるほどの状態だったと言われています。
しかも、悪臭のする、汚い地下牢に投げ込まれ、そこから生きて出て来ることがないとわかったとき、「私がこの牢に閉じ込められ、試練を耐えて以来ずっと、リュウマチの痛みもなく、失望落胆の気持ちもなくなっていた」と言っています。

なんという祝福でしょうか。
「神は真実な方です。
あなたがたを耐えられない試練にあわせることはなさいません。
むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えていてくださいます」という約束が真実であることにあなたも気づくでしょう。

God Bless You!!

ジョン・ブラッドフォード(1510頃~1555年)
1550年に執事に叙任され、その後チャプレンにも任命された。
メアリ一世の即位後、謀反のかどで投獄された。
囚人仲間の自由意志説信奉者に反対し、予定論を擁護した。
後、スミスフィールドで火刑に処せられた。


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