2019年12月9日(月)の手紙

2019年12月9日(月)


『あらゆる恵みに満ちた神、すなわち、あなたがたをキリストにあって永遠の栄光の中に招き入れてくださった神ご自身が、あなたがたをしばらくの苦しみの後で回復させ、堅く立たせ、強くし、不動の者としてくださいます。』ペテロの手紙第一5章10節


間一髪で危険から救い出されたことや、あるいは、すでに十分に与えられているのにまだ気づいていない数多くの恵みについて、神に感謝しようではありませんか。

また、あなたは死の一歩手前にまで追い込まれたのに、そのことにほとんど気づかなかったことが、あったかもしれません。
神に対する感謝の思いは、特に危険から脱出できたとわかったときに湧き上がります。

私たちが危険な状態の中にあることに気づかなかったとき、私たちは神に対して多額の負債を負ったことになるのです。
不幸な状況を予想できない場合でも、あるいは苛立ちのあまり、自ら危機的状況を招くことがない場合であっても、そして、最も平和な時でさえも、危険な状況が私たちの周りを常にうろついていることを、私たちは冷静に感じ取ることができるようになるかもしれません。

聖霊が私たちを強くしてくださることを感じることは何ものにもまさる大きな慰めです。
私たちを安全に守り、いつも私たちの周りに存在し、私たちを守っておられることに気づくことは本当に幸いなことです。

私たちの敵である悪魔が「吼えたける獅子のように、だれかを食い尽くそうと探し回っています」。
まさにこのようなとき、彼は敵対的攻撃をもって私たちを捕らえようとしているのです。
それでも、私たちが安全なのは「主は私の力、私の盾」であるからです。

たとえ地と地獄が彼らの悪意と一体化するとしても、私たちは神によって守られているから安全なのです。

ある人がルターに「ザクセンの選帝侯が守ってくれなければ、あなたはいったいどこに隠れるつもりですか」と尋ねました。
ルターは笑って「私はザクセン候を信じていません。
私は大きな天の盾に守られて、堅く立つことができるのです」と答えたというのです。

ルターは天の盾を信じました。
ですから、私たちもそうできるのです。

多くの緊急事態の中で、永遠なる方の力が私を守ってくださらなかったとすれば、私は強くはなれなかったでしょう。
困難な時に神が介入し、私の心を守ってくださらなかったとすれば、私は恐ろしいところをさまよったことでしょう。

同じことがあなたにもありませんでしたか。
あなたは危機を切り抜け、ジレンマから逃れたことがありますか。
あなたが救われたのは、あなたを強くしてくださった神であったと信じますか。

おそらくあなたの欠点があなたを窮地に陥れたのです。
もし神がその御手を伸ばし、そこから拾い上げてくださらなかったなら、あなたは救われることはなかったでしょう。

これはフィクションではありません。
これが神の指の実際の御業なのです。

God Bless You!!


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