2018年2月7日(水)の手紙

2018年2月7日(水)


『彼が近寄って来たので、「わたしに何をしてほしいのか」と尋ねられると…。』ルカによる福音書18章41節


どんな願いを抱くかは、それぞれの自由。

このような場面にめぐりあいたいものです。
そうなると、私たちはいったい何を願うでしょうか。
こう尋ねられた場合の答えが、おそらく私たち自身の真相を明らかにするでしょう。

「わたしに何をしてほしいのか」。
主イエスは、目の見えないその人に、そう尋ねられました。
男は何年も何年も道端に座って人々に小銭を乞い、それで露命をつないでいたのです。

その彼がもしも主イエスを見くびったならば、こう答えたことでしょう。
「主よ。こんなに人出の多い日はめったにありません。
少し宣伝の後押しをお願いできれば、私の稼ぎも増えるのですが」。

もしもそう言ったならば、この人はあさましい真相をさらけ出すこととなったでしょう。
他の人々と同じように、手っ取り早い、物質的なご利益をしか考えない部類であることを現したでしょう。

が、彼はもっと良いものを求めました。
それによって私たちは旧約聖書の記事を思い起こします。
若いソロモン王が、神から「あなたに何を与えようか」と尋ねられた事件です。

その時にソロモンは、彼の生涯が神に喜ばれるものとなるようにと、賢明で従順な心を求めました。
神はお答えになります。
「あなたがこのことを求め、…富を求めず、あなたの敵のいのちをも求めず…今
わたしはあなたの言ったとおりにする」。

私たちの願望は、私たちの真の姿を明らかにします。
心の奥でいったい何を願うべきでしょうか。
偉大なことを願うべきです。
私たちに主イエスを知らしめ、信じさせ、私たちを新しくしてくださる聖霊をこそ、求めるべきです。

主よ。
私たちを精錬してください。
私たちの心を、あなたの賜物にふさわしいものとしてください。アーメン

God Bless You!!


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