2018年12月21日(金)の手紙

2018年12月21日(金)


『ヨセフも… ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。彼は、ダビデの家系であり血筋でもあったので、身重になっているいいなずけの妻マリヤもいっしょに登録するためであった。』ルカによる福音書2章4節~5節


学生時代に、哲学の講義に出ました。
教授は最初の時間に『哲学理解のプロレゴメナ』という本を紹介しました。
それによって哲学の大筋をつかめ、とのことでした。

「プロレゴメナ」とは「序説」という意味です。

さて、きょうのみことばには、クリスマスの知らせの「序説」が含まれています。
これを知らなければ、クリスマスは愛らしいおとぎ話に終わってしまうでしょう。

「ここには「ダビデの家系」、また「ベツレヘム」に関わることが語られています。
それによって私たちは、ある大いなること、すなわち、神の救いのご計画を、思い起こすのです。

ベツレヘムの野で羊の世話をしたダビデは、「主は私の羊飼い」と歌いました。
やがて主イエスは「わたしが、その良い羊飼い」だと言われます。

ダビデは王となり、神の友となりました。
そして神は彼に対して、その家系は「とこしえの王座」になると約束されました。
「とこしえ」というようなものは、いったいどこにあるのでしょうか。

しかし神は、「永遠の王」をこの世に与えてくださること、すべての権力がやがてこの王に服すること、など、ご自分の計画をダビデに示されたのでした。
そしてこの約束が「ダビデの子」イエスにおいて成就したことを、私たちは知るのです。

それゆえクリスマスの記事の、この最初の数節は、私たちの救いについての神の大いなるご計画を語るのです。

このご計画の目的が、私たちの祝福にあることを知るのは、なんと嬉しいことでしょうか。

主よ。救いのご計画を理解するだけではなく、その中に加えられる者としてください。アーメン

God Bless You!!


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