2017年4月20日(木)
『あなたのあだが倒れるとき楽しんではならない、彼のつまずくとき心に喜んではならない。』箴言24章17節
オバデヤ書は、旧約聖書で最も短い書簡だ。
だけど、その簡潔な記録の中に、ある重要な問題が秘められている。
それは、私達すべてに問いかけていること。
敵の不幸に遭遇した時、私達はどう応じるべきだろうか。
オバデヤは、エルサレムがバビロンの猛攻撃を受けた時代に、神に仕えた預言者だった。
エルサレムの隣人エドム人は、エルサレムが破壊され、人々が殺されていた時、歓声を上げた。
ユダヤ人は、皮肉にもこのようにひどい嘲りを親族から受けた。
ユダヤ人はヤコブの子孫であり、エドム人はその兄エサウの子孫だ。
オバデヤは、「あなたは自分の兄弟の日、すなわちその災の日をながめていてはならなかった。
あなたはユダの人々の滅びの日に、これを喜んではならず、その悩みの日に誇ってはならなかった」と、エドム人の勝ち誇った態度をとがめた。
自分を度々傷つける人が不幸な目に遭ったなら、報復的な喜びに浸ってしまうのはとても簡単なことだ。
だけど聖書は、「あなたのあだが倒れるとき楽しんではならない、彼のつまずくとき心に喜んではならない」と戒めている。
むしろ、私達は憐れみと赦しの態度を保って、神の御心の時に正義をもたらしてくださることを信じるべきだ。
神に対する愛は、最悪の敵に示す愛で測られることがあるのだから。
God Bless You!!
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