2013年6月2日(日)

2013年6月2日(日)


『ところが逆風が吹いていたために、弟子たちがこぎ悩んでいるのをごらんになって、夜明けの四時ごろ、海の上を歩いて彼らに近づき、そのそばを通り過ぎようとされた』マルコによる福音書6章48節


不思議に思わないだろうか。
弟子達が嵐でこぎ悩んでいるのをイエス様は見られて、海の上をわざわざ歩いて彼らに近づかれたのに、そのそばを通り過ぎようとされたのだ。

いやいや、そこは助けるところでしょ!!
わざわざ近くまで来たのに、なぜ通り過ぎる必要があったのだろう。

ここにはひとつのメッセージがある。
本当に見なければいけないものが何かと言うメッセージだ。

弟子達は、イエス様を見て「助かった」と思っただろう。
私達も、真っ暗で怖いと思うような時、同じような経験をするかも知れない。

自分の力ではどうする事もできず、頼れる人もそばにいない。
そんな時の恐怖感や無力感を、誰がわかってくれるだろう。

だけど、私達が窮地に陥り、傷つき、ひとりぼっちで落胆している時、イエス様はすべてをわかってくださっている。
イエス様は、深い悲しみと叫びを聞き逃したりなさらない。

私達がこのお方を最も必要とする時、主はすぐに駆けつけてくださる。
だけど、私達がいつまでも、目の前の嵐ばかりを見ていたら、すぐそばにイエス様がおられるのに、気付けない。

イエス様は、さりげなく、何気なく、でも気付くように、あり得ないような方法で現れてくださる。
水の上だって、海の底だって、暗闇の中だって、イエス様は現れてくださる。

だから、主が通り過ごされないようにしよう。
嵐にばかり目を留めないで、すぐそばにおられる主に目を留めよう。
本当に見なければいけないのは、イエス様ご自身なのだから。

God Bless You!!

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