2013年6月12日(水)

2013年6月12日(水)


『あなたがたは、主にあっていつも喜びなさい。繰り返して言うが、喜びなさい』ピリピ人への手紙4章4節


こんな話を読んだ事がある。

その人は、92歳のクリスチャンの女性で、もうほとんど目が見えていなかった。
だけど、いつもきちんと髪をとかし、こざっぱりした服装で、上品に化粧をしていた。
そして、意欲を持って新しい朝を迎える人だった。

彼女は、夫が70歳で亡くなった後、適切なケアが受けられるように老人ホームに入った。

引っ越しの日、近所の親切な人が車で送り届けてくれたけれど、部屋の準備ができていなかったので、ロビーで何時間も待たされる事になってしまった。
ようやく看護士がやって来ると、彼女は優しく微笑んで、歩行器を使ってエレベーターに向かった。

看護士は、彼女の部屋がどんな風かを話し、部屋のカーテンは新しくしたと言った。
すると、「とても気に入ったわ」と彼女は言ったのだ。

看護士が、「でも、まだお部屋をご覧になっていませんよ」と答えると、彼女はこう応じた。
「そんな事は、関係ありません。幸せとは、自分で選択するものです。
私がその部屋を気に入るかどうかは、その部屋がどう準備されたかによるのではありません。
私が自分の心を、どう準備しているのかによるのです」と言ったのだ。

とっても難しい事だけれど、私達の人生が幸福かどうかは、私達の心の中の良し悪しで決まるのかも知れない。

God Bless You!!

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