2013年6月10日(月)

2013年6月10日(月)


『聖霊がはとのような姿をとってイエスの上に下り、そして天から声がした、「あなたはわたしの愛する子、わたしの心にかなう者である」』ルカによる福音書3章22節


イエス様は、どこからともなく突然現れて、バプテスマのヨハネから洗礼を受けられた。
そして、水から上がられた時、父なる神様の御声を聞かれたのだ。

だけど、それほど神様に喜んでいただける事を、イエス様はそれまでにされたのだろうか。
奇蹟は、まだひとつも起こしていない。
教えも全然説いていない。
病人を癒してもいない。
すごいと思うような事は、何ひとつしておられなかった。

沈黙の30年間、イエス様はナザレで何をしておられたのだろう。
その答えは、「イエスはますます知恵が加わり、背たけも伸び、そして神と人から愛された」だ。

神様がおられる静かなところで、何がなされたかという事こそ大切なのだ。
即ち、誰も知らない、神様と二人っきりで交わる静かな時間の中で、その人格は練りきよめられ、形成されていくのだ。
そして、神様はそれを喜んでくださる。

自分は、神様に用いていただく事ができないと考えている人がいるかも知れない。
老いや病気のために、活動的に奉仕できなかったり、子どもに問題があって翻弄されていたり、夫や妻の協力が得られず、がっかりしている人もいるかも知れない。

だけど、今どんな状況にあっても、その場が私達を成長させてくれるところなのだ。
そして、その場で成長し、花をさかせる事だってできる。

そんな私達を、神様は喜んで語ってくださるだろう。
「あなたはわたしの愛する子、わたしの心にかなう者である」と。

God Bless You!!

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