2013年3月9日(土)

2013年3月9日(土)


『神よ、わたしをあわれんでください。わたしをあわれんでください。わたしの魂はあなたに寄り頼みます。滅びのあらしの過ぎ去るまでは、あなたの翼の陰をわたしの避け所とします』詩篇57篇1節


ダビデが、詩篇57篇を書いたのは、サウル王から追いかけられていた時だと言われている。

サウル王は、羊飼いだったダビデをとても憎んでいた。
だからダビデは、サウル王から逃げ出して、洞穴に飛び込んだのだ。
だけど、それは束の間の安全でしかなかった。

人には皆、そんな経験がないだろうか。
洞窟には入らないかも知れないけれど、不安の原因となっている何かが、いつ果てる事もなく追いかけてくるという経験だ。

それは、家族を亡くした深い悲しみや、将来への不安かも知れない。
あるいは、やっかいな持病かも知れない。

神様は、そのような問題を必ず取り除いてくださるとは限らない。
だけど、私達と共にいて、その問題に押し潰されないように助けてくださるのだ。

ダビデは、きっとサウルの追跡が早く終わって欲しいと願っていたに違いない。
私達も、神様がすぐさま不安のない所へ連れて行ってくださればと思う。

痛みや苦しみが終わりを告げて、行く手が真直ぐで平らであるようにと祈っている。
だけど、いっこうに問題が解決されない事もある。

だけど、このような時だからこそ、神様のもとに避難する必要があるのだ。

もし、私達が問題の真っ只中で苦労しているなら、神様の御翼の影で休めばいい。
そして、主の御翼のもとで、初めて試練を通して信頼を学ぶ事ができるのだ。

God Bless You!!

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