2013年3月13日(水)

2013年3月13日(水)


『すると神が彼に言われた、「愚かな者よ、あなたの魂は今夜のうちにも取り去られるであろう。そしたら、あなたが用意した物は、だれのものになるのか」』ルカによる福音書12章20節


旅に行く時、荷物の多すぎる人が大勢いる。
必要以上の服や靴、そして小物をカバンに詰め込んでいる。
家に帰れないのだから、持って行くに越した事はないというのが彼らの考え方だ。

だけど実際は、最低限必要なものは何だろうと、自分に質問するのが良案かも知れない。
じゃないと、重すぎるスーツケースに悩まされたり、旅行中の買い物がカバンに入りきれなくなって、持って来たものをホテルに置いていったり、新しいカバンを買わなければいけない時もある。

人生の旅路を考えてみても、私達は物を持ちすぎる傾向があるようだ。
私達は、それなしでは、とても生きていけないと思わせるような宣伝広告にまんまとやられている事も少なくない。

イエス様のたとえ話に登場する金持ちは、豊作によって色々な良い物を手に入れた。
だから、もっと大きな倉を建て、食べて飲んで騒ごうと言ったのだ。

だけど、そんな彼を見て、神様は「愚か者」だと言われた。

富む者になって、多くの蓄えをする事が、決して悪いわけじゃない。
将来のために蓄える事は、ひとつの良案だろう。

だけど、私達にとってもっと大切な事は、「神の前に富む者になる」事だ。
結局のところ、私達が天国の家に帰る時には、地上で持っていた物は、すべて置いていかなくてはいけない。

私達は、富を所有する者であって、富に所有される者じゃない。
富みに所有されるとは、それらすべてが自分のものだと勘違いしているからだ。

だけど、富を正しく所有する者は、すべてが神様から託された物であり、私達は神様から任命された管理者だという事を知っている。

正しい管理者とは、神の前に富む者であり、いつ、何にその富を用いるのかを知っている者だ。
そして、人生の旅路で「なくてはならないもの」、それは、ただイエス様だけだという事も。

God Bless You!!

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