2013年12月31日(火)

2013年12月31日(火)


『自分の心を頼む者は愚かである、知恵をもって歩む者は救を得る』箴言28章26節


お天気お姉さんが、天気図を指しながら、「状況は、まず悪くなってから良くなるでしょう」と言っていた。
最初、この言葉の意味がよくわからなかったけれど、「あっ、そうか!」と思った。

この表現は、神様がモーセを送ってイスラエルの民を奴隷状態から解放しようとした時の状況に当てはまる。

当時、状況は急速に悪化していった。
陰気で抑圧的な不穏な空気が、パロの残酷な迫害という激しい嵐に変わろうとしていた。

モーセは、神様を礼拝するために、ヘブル人達を砂漠に行かせてくださいとパロに訴えたけれど、パロはその願いを怠惰だと非難した。
そして、彼らの苦役を増したので、もともと良くなかった状況は、更に悪くなったのだ。

モーセはひどく落胆し、神様に説明を求めて叫んだ。
栄光の「出エジプト」という時がすぐそこまで来ていると信じるのは、難しい事だった。

だけど、神様のご計画が立ち遅れた訳じゃない。
神様は、ご自分の子ども達を取り巻く状況を好転させる前に、彼らの苦しみが増す事を許され、彼らを試されたのだ。

神様に従順に従っているからといって、悪い状況がすぐに好転するとは限らない。
良くなる前に、更に悪化するかも知れない。
だけど、それでも、神様を信頼し、ほめたたえよう。
そうすれば、神の恵みが、私達を支えてくれるだろう。
そして、嵐はいずれ、必ず去っていく。

夜明けの前は、いつも一番暗い事を、決して忘れてはいけない。

God Bless You!!

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