2012年8月11日(土)
『弱った者には力を与え、勢いのない者には強さを増し加えられる』イザヤ書40章29節
強制収容所の壁に、信仰のお手本が見つかった。
ある囚人が、こんな言葉を壁に刻んでいた。
「私は、太陽を信じます。
たとえ、空は曇っていても。
私は、愛を信じます。
たとえ、愛が示されなくても。
私は、神を信じます。
たとえ、神は何もおっしゃらなくても」
私達は、これらの言葉を刻みつけた人の姿を想像する。
痩せ細った手に、ガラスの破片か、石のかけらを握りしめ、闇の中に目をすがめて、ひとつ、またひとつ、文字を彫りつけていったのだろうか。
どんな手が、これほどの確信を刻む事ができたのだろう。
どんな目が、これほどの恐怖の中で、美しいものを見る事ができたのだろう。
答えはひとつしかない。
見えないものを見る事を選んだ目だけが、それを可能にしたのである。
God Bless You!!
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