12月21日(水)の手紙


2016年12月21日(水)

『しかしベツレヘム・エフラタよ、あなたはユダの氏族のうちで小さい者だが、イスラエルを治める者があなたのうちからわたしのために出る。その出るのは昔から、いにしえの日からである。』ミカ書5章2節


クリスマスになると、ユダヤの過ぎ越しの祭りを思い浮かべるという事は普通ない。
だけど、イエス様が最後に祝われた過ぎ越しの祭りは、クリスマスと深いつながりがある。

イエス様はパンを裂き、弟子達に与えて、「取って食べよ、これはわたしのからだである」と言われた。
パンを裂く事は、伝統的な過ぎ越しの祭りの風習だけれど、「これはわたしのからだである」と付け加える事は通常なかった。

だから、弟子達は当惑しただろう。
だけど、その意味は、後に明らかになった。

イエス様は、ベツレヘムでお生まれになり、家畜の餌を入れる桶に寝かされた。
ベツレヘムとは、「パンの家」という意味がある。
イエス様は、「わたしは天から下ってきた生きたパンである。
それを食べる者は、いつまでも生きるであろう。
わたしが与えるパンは、世の命のために与えるわたしの肉である」と言われた。

預言者ミカは、ベツレヘムで生まれるお方が、イスラエルを支配されると記したが、イエス様が来られるまで、その統治の特異性に気付いた人はいなかった。
つまり、イエス様の支配下に強制されて入る人はいない。
イエス様の御国は、その市民権を望んだ人にだけ与えられるものだから。

「まぶねの中に…」と歌うたびに、みどりごなる王は、私達が「生けるパン」を食べて、神の聖さにあずかれるようにと、天の御国より来てくださった事を、忘れないでいよう。

God Bless You!!

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