1月3日(土)の手紙


『だから、彼らがあなたがたに言うことは、みな守って実行しなさい。しかし、彼らのすることには、ならうな。彼らは言うだけで、実行しないから』マタイによる福音書23章3節


キリスト教は嫌いだという人でも、イエス・キリストが嫌いだとは限らない。
クリスチャンは、偽善者だからキリスト教は嫌いだと言う人も結構いるからだ。
皮肉な事に、偽善を誰よりも嫌ったのは、イエス様ご自身だった。

よく知りもしないのに、「教会は偽善者の集まりだ」と決まり文句で批判する人は珍しくない。
だけど、そんな人に出会ったら「またか…」と聞き流すのではなく、ちょっと考えてみよう。
その批判は、間違っているのだろうか。
自分には、そんな批判は当てはまらないと思いがちだけれど、もう一度考えてみよう。

例えば、近所に詮索好きでおせっかいな人がいたとする。
その人の姿が窓越しに見えて、「あら、嫌だ。あの人、何をしに来るのかしら」と言って眉をしかめたとする。

ところが、玄関のベルが鳴り扉を開けると「あら、どうぞあがって!」と嬉しそうに迎え入れる。
そんな親の姿を、感受性の強い子どもが見ているのだ。

言行一致でない事が、実生活ではよくある。
イエス様は、律法学者の偽善について警告された。
偽善者は、日曜日は敬虔だけれど、月曜日になると隣人を食い物にするものだ。

私達の軽率な行動で、救われていない人をつまずかせてはいけない。
だから、言行一致であるようにと、切に神様に祈ろう。
それは、とても大切な祈りだから。

God Bless You!!


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