2015年9月30日(水)
『あなたがたによく言っておく。女の産んだ者の中で、バプテスマのヨハネより大きい人物は起らなかった。しかし、天国で最も小さい者も、彼よりは大きい』マタイによる福音書11章11節
葬儀で追悼の言葉を述べるというのは、難しくて重大な役割だ。
聖書の中には、現代の追悼文にあたる場面はほとんどない。
だけど、ヘロデに処刑されようとしていたバプテスマのヨハネに対して、イエス様は最高の賛辞を贈っている。
ヨハネは獄中にいたけれど、イエス様がメシヤである事を自分の弟子を送って確かめようとした。
イエス様は、ヨハネの弟子達に応じられた後、群衆に向かって語られた。
「あなたがたによく言っておく。女の産んだ者の中で、バプテスマのヨハネより大きい人物は起らなかった。しかし、天国で最も小さい者も、彼よりは大きい」と。
イエス様の賛辞は、荒野に住んで、まっすぐに教えを説いてきたヨハネの本質を捉えている。
ヨハネは、悪口を言われ誤解されながらも、神の御子の道を準備するという務めを果たした。
ヨハネの偉大さは、彼の個人的な事だけではなく、神の御国の到来に関わる事だった。
ヨハネを追悼する言葉は、彼の生き方そのものだった。
亡くなった人の思い出にふけりながら、自分の葬儀ではどんな追悼文が述べられるのだろうかと、考えてみるのも悪くないかも知れない。
だけど何より、今日、神のために生きているなら、永遠に朽ちない遺産を、残して逝く事ができるだろう。
God Bless You!!
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