9月27日(水)の手紙


2017年9月27日(水)

『わたしは安らかな時に言った、「わたしは決して動かされることはない」と。』詩篇30篇6節


俳優のクリストファー・リーブは、1995年、落馬して下半身不随になった。
彼はこの事故の前、映画で下半身不随の男を演じ、役作りのためにリハビリテーション施設を訪れていた。
リーブはそこを出る時、「あれが自分でなくて、本当に良かった」といつも言っていたそうだ。

リーブは事故の後、その発言を悔やんでいると言う。
「私は、苦しんでいる人たちから自分を隔離させていました。
次の瞬間、自分も同じ状態になる可能性があるとは、まったく気づいていませんでした。」
残念なことに彼の場合、それが現実になった。

私たちも、他の人の苦境を目にして、同様な態度を取るかもしれない。
自分に遠いことのように感じるかもしれない。
特に、これまでの人生である程度の成功を収め、経済的に安定し、平和な家庭を築いていればなおさらだ。

ダビデ王はうぬぼれて、自分のことは自分でできると自信過剰になってしまい、自身の弱さに鈍感になったのだと認めている。
「わたしは安らかな時に言った、「わたしは決して動かされることはない。」

だけどダビデは、すぐ間違いに気づいて誤った自立心を捨て、心の向きを正した。
かつて逆境の中にいた時、神が救い出してくださったことを思い出した。
そして「あなたはわたしのために、嘆きを踊りにかえ、荒布を解き、喜びをわたしの帯とされました」と言った。

神は、祝福も試練も与えられる。
どちらを与えられたとしても、神は神だ。
感謝と信頼を受けるにふさわしいお方だ。
良い時でも悪い時でも、私たちに最も必要なのは神なのだから。

God Bless You!!

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