9月16日(金)の手紙


2016年9月16日(金)

『イエスは深くあわれみ、手を伸ばして彼にさわり、「そうしてあげよう、きよくなれ」と言われた。』マルコによる福音書1章41節


マルコによる福音書1章40節~45節を読むと、次のようなシーンを思い描く。

人々は向こうからやって来る男を見ていた。
彼は手を振りながら、近寄るなと警告している。
布で鼻と口を覆っているので、その人だとすぐにわかる。

着物は擦り切れ、皮膚も剥けている。
彼は、重い皮膚病に侵された人、つまり汚れた人だった。

イエス様のまわりにいた群衆は、そんな人が突進してきたので、四方八方に散っていった。
重い皮膚病患者に触ると自分も汚れるとされていたので、それを恐れて逃げたのだ。
このような病人は、ユダヤ教の宗教行事から締め出され、社会から遠ざけられ、更には自分の衣服を裂いて、自らの死を悲しむように強制されていた。

だけど、この人はイエス様の足元に身を投げ出して、「お心ひとつで、私をきよくしていただけます」と、主の癒しを信じる必死の信仰を明らかにした。
主イエスは彼をあわれみ、彼に触れて言われた。
「わたしの心だ。きよくなれ」。
イエス様は彼を癒し、癒された身体を祭司に見せるように言われた。

イエス様には、きよめる力と赦す力がある。
罪にからめ捕られて、どうしようもなくなっている人々を更生させる力がある。
「わたしの心だ。きよくなれ」と言ってくださるイエス様を信じよう。

God Bless You!!

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