9月10日(水)

9月10日(水)

『またすべての人が食い飲みし、そのすべての労苦によって楽しみを得ることは神の賜物である』伝道の書3章13節


多くの人にとって、単調な繰り返し作業は、好ましいものじゃないのかも知れない。

洗濯物やアイロンがけ、次々に機械から出てくる部品、組み立てラインでの繰り返し作業、うんざりするパソコン入力や、電話対応。
拭けども、拭けども、なくならない部屋の埃。
どこから降って来るのか、さっぱりわからない。

単調な生活は、不満の温床になる事があるけれど、一方で、品性を高める奉仕の精神を養う鍛錬の場となる事もある。
その違いは、日常生活の平凡な仕事の中に、神様を見る事ができているかどうかだ。

あるオフィスビルの掃除を40年間もしている女性の事が、新聞の記事になった。
記者が、来る日も来る日も同じ事を繰り返す単調さにどのように耐えたのかと質問すると、彼女は次のように答えた。
「飽き飽きするなんて、とんでもない。
神様が作られた道具で、掃除をしています。
そして、神様が作られた人達のために掃除をして、彼らの生活を心地良いものにしているのです。
私のモップは、神様の手なのですよ」

あまりの模範解答に、絶句する。

私達は、自分の仕事の中に神様を見ているだろうか。
主は、確かにそこにおられる。
神様は、与えられた仕事に感謝して働いている人々の手足や頭脳を用いられる。

すべての繰り返し作業は、神様の御業と無関係なものじゃない。
反対に、コツコツと忠実に仕える事ができない人を、神様が用いられる事はない。
神様は、小さな事に忠実な人を通して、偉大な御業をあらわされるのだから。

God Bless You!!

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