8月2日(日)の手紙


2015年8月2日(日)

『わたしの悩みの日にわたしはあなたに呼ばわります。あなたはわたしに答えられるからです』詩篇86篇7節


アメリカの新聞の見出しに「応えられなかった祈り―― 神宛ての手紙を何者かが海上に投棄」とあったそうだ。
全部で300通。
ほとんどが未開封だった。

送り先はニュージャージー州のとある牧師の家だったが、彼が亡くなってから、ずいぶん経っていた。
なぜ、これらの手紙が海の波間を漂っていたのかは、まったくの謎だった。

多くの手紙が牧師に送られていたのは、彼が生前、必ず祈ると約束していたからだ。
中には、いたずらじみたものもあったけれど、配偶者や親、子どもについての悩みが綴られている手紙もあった。

連れ合いに先立たれた人のものもあった。
配偶者の不倫に苦しむ人、酒や麻薬に溺れた親戚を助けて欲しいと訴える人、子どもの良い父親になってくれる人をくださいと祈るシングル・マザーもいたそうだ。

新聞記者は、これらの手紙を応えられなかった祈りだと結論づけた。

だけど、本当にそうだろうか。
手紙の送り主が切々と神に祈ったのなら、神はそのすべてに耳を傾けられたはずだ。
神に届かない祈りなどない。

ダビデは危機的な状態の真っ只中で「私の願いはすべてあなたの御前にあり、私の嘆きはあなたから隠されていません」と書いている。

彼は、どんな不安や心配も、神に打ち明ける事ができると知っていた。
誰一人、祈ってくれなくてもだ。
彼は確信し、語った。
「わたしの悩みの日にわたしはあなたに呼ばわります。あなたはわたしに答えられるからです」と。

事実、イエス様は、どんなにか細い泣き声でも気づいてくださるお方なのだから。

God Bless You!!


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