2015年8月14日(金)
『不作法をしない、自分の利益を求めない、いらだたない、恨みをいだかない』コリント人への第一の手紙13章5節
ある若い夫婦に初めて子どもが生まれ、お祝いが届いた。
彼らはカードを買って礼状を書き、あとはポストに投函するだけだった。
だけど、どうしたことか、そのカードは書類の山に埋もれてしまい、忘れられてしまった。
プレゼントの送り主は、礼状を待っていたけれど、それが届けられる事はなかった。
一方、感謝の気持ちは伝え済みだと思い、他方は礼を言わないのは非常識だと思っているので、両者の関係にはひびが入ってしまった。
うっかりして礼状を送り忘れた事で、プレゼントの送り主は見下されたように感じて傷付いたのだろうか。
私達にとって、最も大切な言葉は「ありがとう」だ。
感謝の気持ちを表す事は、非常に重要だ。
だけど、「ありがとう」には、もうひとつの側面がある。
つまり、他の人に何かをしてあげる時、相手から何も期待すべきではないということ。
「ありがとう」の言葉さえもだ。
本当の愛とは、見返りをまったく期待しないで与えるものだから。
コリント人第一の手紙13章4節で語られているように、愛は寛容であり、親切で、自分の利益を求めない。
仮に傷つけられても、恨みを抱き続けたりはしない。
親切にしてあげても、無視されてもだ。
感謝の裏側は、神の完全な愛を映す純粋な心がなくてはいけない。
God Bless You!!
a:321 t:1 y:0